CD90と乗り比べ!【CD125Tのインプレ!】




カブかぶ「う~ん!やっぱり高級感が違うわね!CD90とは!」
そりゃ基本設計が違うんだし比べるのも酷だよ・・・元々スポーツバイクって言ったって過言じゃないんだから・・・
カブかぶ「とはいえ一週間くらい乗ってみたけどこの子の癖が何となくわかってきたようなきがするわね、良い意味でも悪い意味でも」
あっやっぱり、大好きなバイクでも欠点ってのは気になるもんなんだね
カブかぶ「そりゃそうよ、まっパパっとわかりやすくCD90と比べちゃいますか」
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【車体】
車体の重さが130kg近く有りCD90と比べると非常に重い、CD90と比べなくても恐らく現行で出ているこのクラス(51~124cc)の中では一番重いのではないかと思う。恐らく発売当時でもかなり重い方の部類だったと思われる。
が、逆に言えば250CCクラスにも負けない大きい車体とその重さから風に強く直進性が非常に強い、現にCD90では風に振られていた道でもCD125Tではほとんどハンドルを取られること無く走行することが出来た。
なお、車体には大量の鉄が使われており、フロント、リアフェンダー共に鉄製である。
【エンジン】
現在のところホンダからしか出ていない125CCのパラレルツインエンジンを搭載。CB125Tとほとんど同じエンジンを積んでいるがCB125Tと違いCD125Tはビジネスユースに使われることを想定して360°クランクに変更されている。
180°クランクのCB125Tは交互に2つのピストンが爆発して回転しているのに対して、CD125Tでは2つのピストンが同時に上下して爆発するエンジン使っています、こうすることによって低中速での使いやすさが増すそうです。しかしピストンが同時に上下するということは単気筒と同じように振動が大きくなる欠点があります。
スロットルレスポンスに癖があり、CD90ではスロットルで同タイミングでエンジンが反応していたのに対して、CD125Tではスロットルをひねると一瞬遅れてエンジンがついてくる感覚です、これには違和感を感じました。
2気筒のエンジンを積んでいるため早いバイクと思われることが多いですが速度的的にはCD90と対して変わらないと言わせていただきます。勿論エンジンフィーリングや特性は全く違うエンジンですのでそこらの事は度外視します。
何故変わらないかと言いますと、自分のCD90は単気筒、4速で頑張って90kmまで出ます(私有地です)、どの速度域でも振動が気になるほどでなく心地よく運転できるのに対してCD125Tでは全く話が変わります。
今回購入したCD125Tは5速モデル、2気筒で頑張れば100km程度までは出ます(私有地です)、最高速だけ見ればCD125Tに軍配が上がりますが、残念ながらこれはあくまでも最高速だけの話です。
CD125Tのギヤ比は極めて低ギアードに設定されており、5速(OD)の状態にも関わらず時速20kmで走行してもノッキングしないのがそれを如実に表しているでしょう。
5速の状態でも60km超えた辺りから振動が出始め、80km辺りから振動が急に消えて乗りやすくなります、すなわち国道で一番多用するであろう速度域が封印されているのです(大げさ)。
振動が消える速度まで加速した場合、その時エンジンは凄まじい回転数になっていますし、少なくとも聞いていて気持ちのいい音はしていません、CD125Tの気持よく走れる速度域は50kmくらいだと今回感じました。正直あまり飛ばして乗りたい人には向いていません。
なので、全速度域で気持ちよく乗れて90kmまで出せるCD90と100kmまで出すことが可能ではあるが振動と音が凄いCD125TではCD90に軍配が上がると考えています。
勿論これは個人の価値観であり、全員に当てはまるわけではないのでご了承ください。
なお燃費のことを考えてキャブレターがCB125Tが2基だったのに対してCD125Tでは1基に変更されています、メンテナンス性も良くなっておりここは好感を覚えました。
マフラーも集合管では無く、両脇に一本ずつ2本のマフラーが装着されています、静音性に優れており、CD125Tのルックスを際立てています、かっこいい!
なお、有名な話ですがこのエンジンは始動性が非常に悪く、チョーク無しでは一生エンジンが掛からないや暖機運転が必要とされいます。
この話は正直半々本当の話で残り半分は嘘かなと思います。
確かに私は北海道の札幌市に在住しており、10月に入ってから朝の冷え込みも真冬のように寒い日が続いており、そんな仲でCD125Tで朝学校に向かうわけですが、エンジンがかからなかったということはここ一週間有りません。
確かに朝一でチョークなしでキックでは一生かかりませんし、セルでも恐らくエンジンは掛からないと思いますがチョークを引っ張ってキックすれば一発でエンジンが始動します。
暖機運転も5分ほど必要と聞きますが正直一分程度で大丈夫です。よく吹け上がらないと聞きますが朝市で吹け上がらせるほどエンジンの回転数を上げる運転をする人はそうそう居ないと思いますし、何分か運転しているうちにエンジンは自然に温まります、あまり意固地に暖機運転を長時間するのも違うような気がします。
【ミッション】
カブやCD90で慣れ親しんだロータリー式5段変速です。
良くロータリーシフトが嫌いだという人が居ますが私は個人的に非常に便利で全てのバイクが全てロータリーだったらいいのにとすら思ってしまいます(笑)
カブと違いトップからNに入り、そのまま1に入るので要注意です、激しいエンブレで体が吹っ飛ぶ恐れがあるので
ご注意ください。
なおCD125Tは4速モデルと5速モデルがあるので購入の際はご注意です!
キックは非常に軽いですがキックの回転軸が若干特殊なのでキックがしずらいです、まぁ慣れですね。
【ハンドル周辺】
ウィンカーはプッシュキャンセル式ではなく手で戻すタイプ。ヘッドライトのHIとLOの切り替えスイッチ、ウィンカー、ホーンが左側にあるが 非常に不親切 です。
まずウィンカースイッチが高い場所にありすぎて指が自然に届きません!意識して指を伸ばさないとウィンカースイッチに触れません、言いすぎかも知りませんが違和感ありすぎです。
その次にホーン!ホーンボタンが小さすぎる上に、配置が縦にウィンカーとHI LOスイッチに挟まれた状態で真ん中にあるのですがウィンカーとHI LOスイッチがやれに大きいため親指で押そうとするとどっちかのスイッチにぶつかって非常に押しづらいです。何か会った時に無意識におセル位置にないといけないのにこれでは非常時に押せなくて非常に危険です。
CD125Tといえばウィンカーからでる電子音ですが、これがちょっと変わってます。
カブがCD90では「コッチコッチコッチコッチ」や「タッタッタッタッタッ」や「ピーピーピー」なのに対してCD125Tでは
「ヴィィィィィィィィィィ!!ヴィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!ヴィィィィィィィィィィィィ!!」
です。
私も最初は極上の安全装備だと思っていて、物珍しく交差点では羨望の眼差し(?)だったのですが夜バイトに行く際に住宅街の交差点で幹線道路に出るときにウィンカーを付けると近所迷惑になるんじゃないかと思うくらい大きな音が出ます。
これはメリットでもありデメリットでも有るのですが、夜は必然的にウィンカーを消すのが早くなりました(
ハンドル右側はセルスターターとキルスイッチが付いています、あまり話題になりませんがCD125Tのセルスターターは強く押しすぎるとスイッチボックスの中からめり込んで出てこなくなります。気をつけてください。
メーター関連ではCD90には付いていなかったトリップメーターが装備されていたのが何気に嬉しかったですね、なおCB125Tに付いているタコメーターは付いていません。
最終型以外ではサイドスタンドが出ているとエンジンが止まるストップ機能とランプが付いています。
【タンク】
容量は10リットル。CD90では6リットルだっので大いに助かっています。10リットル中リザーブが3Lです。燃料計が無いのでリザーブに切り替わったら気持ち早めに給油しましょう。
タンクにはゴムラバーが貼ってありニーグリップしても太ももが滑らないようになっています、メッキがけが綺麗で昔のCBのようでかっこいいですね。しかし熱などの情報ではすぐにサビが出るらしいので注意が必要らしいです。
【タイヤ】
前後共に3.00-17です。
カブやCDに載ってた私から見れば十分太い部類だがやはりバンクさせて走るのには向いていないと初心者でもわかります。
なお固定ステップのためカーブでバンクさせるとステップでガツンときます、ハイサイドみたいになって吹っ飛ぶかもしれないのでコーナリングでは極めて真面目なコーナリングをしないと危険です。
なぉどっちともチューブタイヤであるためパンク修理が容易です。
タイヤの種類がカブ等に比べて圧倒的に少ないので交換の出費は痛い(>_<)。
そして前後共にドラムブレーキです、CD90よりも制動能力がプアです!
CD90ではフロントを一気に握るとロックするかフロントさすが目一杯まで沈むのに対してCD125Tではズルズルズル~っとどこまでもひっぱてゆく感じです。車間距離は広めにとってゆっくり走ッタ方がいいです。
ちなみにリアも同じくらいプアです。
【サス&キャリア】
リアサスは5段の調整が可能。
戸倉重い荷物を積まないのであれば3でちょうどいいと思います。
キャリアはSTDカブより大きくプレスカブよりも小さいそこそこ大きめなキャリアが付いています。
偶然発見したことですが CD90のピリオンシートが加工なしでポン付け出来ます。
CD90のピリオンシートを持っててCD125Tに載ってる人なんてそうそう居ないと思いますが参考までに・・・
なおシートはカブよりもCD90よりもCD50よりもフカフカで非常に座り心地が良いです。
200km短距離ツーリング行ってきましたが、ほとんど座りっぱなしで全くおしりが痛くなりませんでした、魔法の椅子ですね。
【その他】
・最高速の話もしたが加速も遅くもっさりしている、おそらくカブより遅い。
・全体的にサビが出やすい
以上のことから、走る事、加速すること、止まることが苦手なバイクです。
全部だめじゃんと思われるかもしれませんが私はこういったデメリットは全く気になっていません、なぜならばそんなデメリット、デメリットに感じないほどの魅力がこの車体には詰まっているからです。
125CCにも関わらずツインエンジンを積み、250CCにも引けをとらない大きな車体で、かっこいい2本出しメガホンマフラーを標準装備し、低速では軽快な排気音と共に風景を楽しませてくれ、なによりも他に類を見ないそのスタイルから所有することの喜びを感じられます。
私がCD125Tを気に入ったのもこの特異なスタイルに一目惚れしたからです。
実を言うと私がバイクに興味を持ったのもこのバイクで、免許を取るきっかけになったのもこのバイクで実は中学生の時から乗りたいとずっと思っていたのです、実に6年ぶりに夢がかなったわけです、こんなに嬉しいことは有りません。
これからCD90と一緒末永く可愛がっていきたいと思います。
最近では元気な車体は中々出まわらなくなってきました、もし手に入るチャンスがあれば迷わず買って損はないと思います、楽しい車体ですのでこのインプレで少しでも興味の持てた方は是非載ってみてください。
以上がインプレになります、素人目線での感想ですので間違っている所等も有ると思いますので参考程度思っていてください。
カブかぶ「~~~~~ってところかしらね~。」
なるほどね、奥が深いね
カブかぶ「でもね、今日学校の駐車場に止めておいたら、他のスクーターに乗ってる学生とかが」
格好いいバイクですね!なんてバイクですか?いくら位でしたか?今も売ってますか?
って口揃えて聞いてくるのよ!もう嬉しくて嬉しくて」
やっぱの自分のバイクが評価されてるとうれしいよね~
カブかぶ「うん!ちなみにこれ原付って言うとみんなΣ(・∀・;)←こんな顔してびっくりするのよねw」
まぁどっからどうみても125ccにはみえないよねぇ・・・
カブかぶ「いやーほんと無理して買ってよかった!買った時は凄い後悔したんだけどやっぱり買っといてよかったわね~!」
まぁそのうち整備がずさんになって、不動車・・・みたいにならないように気をつけてね
カブかぶ「まっかせなさーい!」
次回に続く
カブかぶ「ビービービー!・・・ハッ夢か・・・」

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コメントの投稿
No title
タンクの形状、美しいね。
その昔、CB125Tに乗ってましたが、ツインキャブに苦労しました^^;
何とか2台所有で頑張って!!
その昔、CB125Tに乗ってましたが、ツインキャブに苦労しました^^;
何とか2台所有で頑張って!!
>夏平太 さん
タンク形状がクラシカルでカッコイイですよね!!
私も小型自動二輪の教習でCB125Tに乗りましたが非常に乗りやすかったです、軽い上に加速も気持ちよくするする伸びていきますし、挙動も素直なので限定解除の際に載った普通二輪のCB400SFより乗りやすかったです、やはのツインキャブだと整備が大変そうですよね・・・
なんとか2台維持出来るように頑張りたいと思います!
私も小型自動二輪の教習でCB125Tに乗りましたが非常に乗りやすかったです、軽い上に加速も気持ちよくするする伸びていきますし、挙動も素直なので限定解除の際に載った普通二輪のCB400SFより乗りやすかったです、やはのツインキャブだと整備が大変そうですよね・・・
なんとか2台維持出来るように頑張りたいと思います!